[パリ 10日 ロイター] - パリで開催されている第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)の議長を務めるファビウス仏外相は10日、協議は合意に近づいているとの認識を示した。
2週間近くにわたって主要課題をめぐり先進国と途上国の間で意見の対立が続いてきたが、同相はこの日の夜の会合で「われわれは合意を望んでおり、その目標にかなり近いところにいる」とし、「最終文書案をあす提示できると思う」と語った。
同相は、いくつかの主な争点を削除し、27ページに減った文書案を公開した。最新の文書案で最も注目すべきは、大きな隔たりがあった、気温上昇の抑制に向けどの程度野心的な目標を設定するかについて歩み寄りが示された点だ。
多くの途上国は産業革命前からの気温上昇幅を1.5度を下回る水準に抑制することを目指すよう求めている。この水準は、気候への深刻な影響を回避するのに必要だと多くの専門家が指摘する水準だ。
しかし先進国はこの目標に反対し、多大なコストがかかることなどを理由に、より達成しやすい2度に抑制する案を主張していた。