そんなわけで、保守派として相当に右のポジションに立ち始めており、その様子が「コワモテ」の物言いも含めて「サマになってきた」彼女ですが、例えばHP時代に「令状なき国民への盗聴行為、ネット検閲」に協力したのではないかという質問に対して、「その通り。国民をテロから守るために私は正しいことをした」と回答するなど、相当に筋金入りになってきています。

 フィオリーナの「なりふり構わぬ」姿勢を見ていると、手段は選ばない(?)が理念やビジョンは依然として意識しているヒラリー・クリントンが「クリーン」に見えてくる――。そのぐらいにフィオリーナの「勝ちに行く」姿勢、あるいは「負けたくないという渇望感」というのは強烈です。

 このように、21世紀の複雑な世界におけるアメリカ大統領としての資質には相当に疑問が残るわけですが、今後の予備選においてはこのフィオリーナが、トランプ同様にかなり情勢を「引っかき回して」いくことは間違いなさそうです。