では、今年「最も銃規制で実績を挙げた」のは誰かというと、それは全世界でカフェを運営するスターバックスでしょう。スターバックスは一時期「店舗内への銃の持ち込み禁止」を統一のガイドラインにしていたのが、銃保有派の執拗な攻撃、つまり「銃を携帯する権利、銃で武装していると誇示する権利を認めよ」という主張に屈していたのです。
この「携帯を誇示する権利」というのは、何とも暴力的な感じがしますが、主張している人々は特に暴力的な人々ではありません。逆に「武装を誇示していないと怖い」という究極の「臆病さ」を抱えているわけで、問題はそれだけ根深いのだとも言えます。
ですが、スターバックスは屈しませんでした。今年の9月に改めて「全世界の統一ルール」として「スターバックスに来店するお客様はご自分の銃は自宅に置いて来てください」という方針を掲げることに成功したのです。この「スタバの銃規制」が目立つというのは、それだけ政治がこの問題を避けているということの裏返しであるわけで、何ともやり切れない思いがします。