[ニューヨーク 16日 ロイター] - 16日の米国株式市場は小幅安で引けた。この日上場した3銘柄はいずれも急伸し、投資家の期待が高まったが、企業決算への根強い警戒感がこれを相殺した。

オンライン動画配信大手ネットフリックス<NFLX.O>が18.2%高と値を飛ばし、S&P500種で上昇率トップだった。前日発表した決算が市場予想を上回ったことが材料視された。

この日新規上場を果たした手作り工芸品販売サイトのエッツィー<ETSY.O>は87.5%の大幅高で引けた。同じくこの日上場した米国の高頻度取引(HFT)大手バーチュ・フィナンシャル<VIRT.O>も16.7%高となり、HFTに対する不安感が後退していることをうかがわせた。

ダウ工業株30種<.DJI>終値は6.84ドル(0.04%)安の1万8105.77ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は3.23ポイント(0.06%)安の5007.79。

S&P総合500種<.SPX>は1.64ポイント(0.08%)安の2104.99。

一方、アップル<AAPL.O>が0.5%安、ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>は0.7%安となり、S&P500の重しとなった。

調査会社ビアンコ・リサーチのジム・ビアンコ社長は「企業決算に関してわれわれはどの地点にいるのか。前年比でマイナスになることは分かっているが、果たしてどの程度のマイナスになるのか。そこがゲームだ。アナリストが見通しを極端に引き下げるため、結果は予想を上回ることになる」と話した。

トムソン・ロイターのデータによると、原油価格の下落やドル高、さらに米国東部の異常気象が痛手となり、S&P500種構成企業の第1・四半期決算は前年同期比2.6%の減益が見込まれる。売上高は2.8%減と予想されている。

半導体メモリー大手サンディスク<SNDK.O>は業績予想が失望を誘う内容となり、4.5%安。たばこ大手フィリップ・モリス・インターナショナル<PM.N>は第1・四半期の売上高、利益の落ち込みが予想を下回り、8.7%上昇した。

この日の騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1700で上げ1333(比率は1.28 対1)、ナスダックは下げ1434で上げ1289(1.11対1)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値(非公式)    18105.77(‐6.84)

前営業日終値    18112.61(+75.91)

ナスダック総合<.IXIC>

終値(非公式)    5007.79(‐3.23)

前営業日終値    5011.02(+33.73)

S&P総合500種<.SPX>

終値(非公式)    2104.99(‐1.64)

前営業日終値    2106.63(+10.79)

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