それでも国内でのリバプールの評判は、男なら馬鹿げたパーマヘア、スポーツするわけでもなくお出かけにテカテカした防水ウェアのシェルスーツを着る(リバプールで30年も前に流行したファッションだ)、薬品で染め上げたブロンド(の女性)、大したことでもないのにキーキー声で口論する、失業手当を詐取する、滑稽な方言とアクセントで話す......そして、パブに入り込もうとする厄介な若者たち、という具合だ。

僕が思うにリバプール出身者(スラングで言うなら「Scousers」)への偏見が生まれる理由としては、一般的にはまず、リバプールが圧倒的に労働者階級の街であり、アイルランドにルーツを持つ人の割合が最も高い(港町だし地理的にもアイルランドに近い)ことが挙げられる。

特徴的なアクセントはまさに、北部労働者階級とアイルランド系移民のハイブリッドで生み出された。一見したところ、「これくらいなら許されるだろう」となりがちな偏見2つなのだ。

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