<猫はさまざまな形で飼い主に気持ちを伝えている。意外にも、あの仕草も愛情表現だった>

飼い主が帰宅すると大興奮で迎えてくれる犬と違って、猫がそれほど大はしゃぎすることはめったにない。そんな猫の気持ちはどうすれば分かるのか。

猫の愛情表現は犬に比べるとかなり控え目だが、獣医師によれば、表に出さないわけではない。本誌はエンブレイス・ペット保険(本社ワシントン州シアトル)の獣医師ライザ・カーンに取材。犬ほどあからさまでなくても、同じくらい大好きな気持ちを表す10のサインを教えてもらった。

「獣医学校では、『猫は単なる小さな犬ではない』と繰り返し教えられる」とカーンは語る。「猫は生体構造も、基本的なニーズも、健康上の懸念も、社会行動も、そしてコミュニケーションスタイルも独特だ」

猫と人との関係の違いは調査でも裏付けられている。ユーガブが2022年に実施した調査では、猫の飼い主は犬の飼い主に比べてペットから「無条件の愛情」を感じるという人が少なかった一方で、猫のおかげでストレスや不安が和らぐという人は多かった。猫は楽しませたり笑わせたりしてくれるという回答も多数を占めた。

カーンによると、飼い主のことが大好きな猫は、以下のような仕草や行動でその気持ちを表す。

1. リラックスした姿

リラックスした姿勢、緩やかにカーブしながらピンと立てた尻尾、尻尾を優しく揺らす仕草、半分閉じた目は、どれも愛情の印だが、その解釈は状況によって異なる。飼い主は全体の状況を観察して、不意な動きを避けながら穏やかに接し続ける必要がある。

「これは猫が最も深く愛情を表現する方法の1つで、深い信頼と満足感を直接的に表している」(カーン)。猫のリラックスした姿勢は、飼い主のそばにいることで感じる安心感の表れだという。

2. ゴロゴロ

「猫はなでられたり飼い主がそばにいることを喜んでいる時に、安心感を感じ、リラックスしてゴロゴロ喉を鳴らすことが多い」(カーン)

ただし、猫は不安や痛みを感じている時にも喉を鳴らすことがあり、飼い主は猫の仕草や行動を併せて読み取り、満足感と不安感を区別する必要がある。

3. ゆっくり瞬き

「猫のキス」と呼ばれるゆっくりとした瞬きでも、猫は控えめなサインを送っている。

「この行動は簡単に見逃してしまったり、単に眠いだけと勘違いしがちだが、猫が飼い主を見つめて目をそっと閉じてから開いたら、あなたといれば安全で安心できると伝えている」

「ゆっくりと瞬きを返してあげれば多くの猫は喜んでくれる」(カーン)

4. 飼い主を舐める

「これは猫があなたを本当に家族の一員と思っている印」とカーンは言う。

軽いペロペロは絆を深める行動だが、必要があれば、舐める対象を飼い主からおもちゃへと切り替えさせることもできる。優しくなでたりブラッシングしたりすることが猫へのお返しになる。

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