一部の犬種が人間のサインを読み取ることに長けている理由について、カーンは「もともとの知能の高さが助けになっているが、それ以上に『繁殖の歴史』が大きな役割を果たしていると考えられる」と述べる。
人間と密接に働くために繁殖された犬種は、感情的に知的な特性をもつ個体が意図的に選別されてきたという。
カーンによれば、家畜を牧畜するために飼育されてきたボーダーコリーは、飼い主が何を求めているか、自分の仕事に満足しているか、不満を抱いているかを敏感に察知する必要があった。
愛玩犬も、飼い主がいつ慰めを必要としているかを理解し、寄り添う能力を重視して選別されてきた。
では、この共感力は後天的に伸ばすことは可能なのだろうか。
「感情的知性は、ある程度まではトレーニング可能だ」とカーンは言う。「望ましい行動をとったときに一貫した『正の強化』を行うこと。また、犬を様々な状況に慣れさせることで、新しい物事に直面した際にも安心感と快適さを感じられるようにすることも重要だ」
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