<動物病院を訪れた飼い主は、11年間一緒に過ごしたキジトラ猫のパンプキンを安楽死させてほしいと望んだ。「もう猫好きじゃなくなったから」という理由だった>

「パンプキンには11年間一緒に過ごした元飼い主がいた。その飼い主はかかりつけの動物病院に行って、自分は『もう猫好きじゃなくなった』のでパンプキンはいらなくなったと言い、安楽死させてほしいと頼んだ」。カリフォルニア州オレンジ郡にある保護施設の広報は本誌にそう語った。

【動画】安楽死させたい理由は「猫好きじゃなくなったから」 11年も一緒にいたのに...

「しかしパンプキンは健康そのものでゴキゲンな猫だったので、この要求をスタッフや獣医師が受け入れて安楽死させることはできなかった」

飼い主の要求を即座に断った動物病院のスタッフは、代わりにパンプキンの安全を確保して保護施設に引き取りを依頼した。

その時は空きがなかったものの、同施設は空きができ次第、パンプキンを引き取ると約束し、それまでの間、動物病院が一時預かりを続けた。

広報によると、動物病院は3カ月間パンプキンを預かって、スタッフが面倒を見続けた。その間にワクチン接種や猫エイズ(FIV)と猫白血病ウイルス(FeLV)の検査、野球ボールよりも大きかった腰の嚢胞の摘出手術なども済ませ、スタッフとパンプキンの絆は深まった。

オレンジ郡の保護施設に空きができると、パンプキンはそちらへ移った。施設側は環境の変化に慣れてもらおうという配慮から、外の見える大きな窓がある専用の部屋と、心地良いベッド、猫タワー、たくさんのおもちゃを用意した。広報によると、パンプキンは日向ぼっこを楽しんで新鮮な空気のにおいをかぎ、周囲を散歩するなど、猫らしさを取り戻した様子だったという。

人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に安心な水にアクセスできる社会の実現へ
人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に安心な水にアクセスできる社会の実現へ
PR
パンプキンの今