演習は米国とイランの当局者がジュネーブで会合している最中に実施された。原油価格はエスカレーションへの懸念から一時上昇したが、協議継続への期待から落ち着きを取り戻した。
湾岸のアラブ諸国は、特に昨年のイスラエルとイランによる12日間の戦争を受け、いかなる攻撃も地域全体に広がる戦争を引き起こしかねないと警告している。
危険な局面
これら6つの要因は、リスクが極めて高い局面にあることを示している。米軍は展開を進める一方、外交は核心的な争点で停滞している。
予測市場も今年の軍事行動への期待が高まっていることを示す。米予測市場のポリマーケットでは、6月30日までに米国またはイスラエルが攻撃に踏み切る確率は約71%に達している。同じく予測市場のカルシでは、8月までに米国とイランの核合意が成立する可能性はわずか30%で、しかも低下傾向にある。
戦争は不可避ではない。協議は続いており、双方とも合意を望むと表明している。しかし、全面的な衝突を示唆する警告サインは、ここ数年で最も強まっている。
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