上書きされたデータも復元?

米シンクタンク、アスペン研究所のサイバーセキュリティー・技術政策プログラム「アスペン・ポリシー・アカデミー」のディレクター、ベッツィー・クーパーは本誌に対し、「テクノロジー企業はデータの保存やアクセスの条件について明確なルールを設け、削除されるはずの映像が密かに保持されないようにする必要がある」と語った。

専門家によれば、今回の映像はグーグルのバックエンドシステムに保存されていた残存データから復元された可能性が高い。サブスクリプション未加入のユーザーの映像であっても、想定より長くクラウド上に残っている可能性を示唆している。

元FBI特別捜査官でサイバーセキュリティー・コンサル会社ランザ・グループ社長のジェフ・ランザはロイター通信に対し、「データはサーバー上で『上書き』されていた可能性があり、そのため画像の特定に時間がかかったのだろう。時間はかかったが、消えていなかったことに変わりはない」と述べた。

グーグルの広報担当者は以前、本誌に対し「法執行機関の捜査に協力している」と述べ、「現在進行中の捜査であり、これ以上の詳細は現時点では共有できない」と付け加えた。

自分も監視されるパラドックス