自ら考えて決断する危険

トンプソンは、PLAは弱体化したというより、軍としての実効性が低下している可能性があると述べた。「弱いか強いかという枠組みよりも、実効性や機能性で測る方が適切かもしれない」

「PLAは25年間にわたり着実に改善を重ね、採用する人材の質も向上してきた。徴兵への依存度は下がり、志願兵や技術訓練を受けた人材が増えている。平均的な兵士の摂取カロリーも増えている」

だが、それだけでは足りないとトンプソンは言う。「有能な人材が必要だ」「盲目的に忠誠を誓う『信者』ではなく、批判的に思考し、適応できる人材が必要だ」

「電子戦やサイバー戦が前提で、通信不能の事態も起こりうる環境を考えれば、分権化は極めて重要だ......自ら考えられず、重要な局面で行動できず、上司の指示に完全に依存しているようでは機能しない」と、トンプソンは言う。

粛清を恐れる雰囲気の中では、そうした人材が育ちにくいというのだ。

粛清はまだ終わっていない