イランでは、ソーシャルメディアが市民同士の連絡手段となっており、抗議活動を組織化し、各地で起きている出来事を海外在住のイラン人に共有するための重要な手段となっていた。

また、ドナルド・トランプ米大統領や亡命中のレザ・パーレビ元皇太子のメッセージに触れる機会にもなっていた。

しかし同時に、こうしたネットワークは市民を危険にさらす要因にもなり得る。フォロワーのネットワークにアクセスできることで、当局は個人のつながりを追跡し、コミュニティを可視化し、逮捕や家族への脅迫といった手段を通じて個人に圧力をかけることができる。

Instagramが導入した今回の制限は、こうしたリスクのひとつに直接対処するものだ。

フォロワーおよびフォロー中リストを隠すことで、メタは当局による情報収集の手段のひとつを断ち切った。これにより、抗議者やオンライン上で抗議を支援した人が標的とされるリスクが軽減される。

静かに実施されたこの措置は、イラン政府による厳格な監視体制から市民を守ることを目的としている。このアップデートが弾圧を止めることはできないかもしれないが、過酷な状況下で暮らす人々の安全を守る一助となる。

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