『ブロードキャスト・ニュース』
『ブロードキャスト・ニュース』(87) 20TH CENTURY STUDIOS

監督である前に脚本家

新しい作品をなかなか発表しないのは、ブルックスが脚本家でもあるからだ。そして脚本を書いていると、つい完璧を目指して時間がかかってしまう。自分でも、作品と作品の間にそんなに長い時間を置きたくないんだがと、ブルックスは言う。

「最近は、自分がやりたいことをメモするようにしている」と、彼は言う。「私もすぐに書き上げたいんだ。でも、書く作業っていうのは、何もない真っさらなところから始めなくちゃいけない。そこに何かを加えていくわけで、すごく大変な作業なんだ」

新作がいつになるにせよ、俳優たちにとって、ブルックスの映画にキャスティングされることは、俳優として長いキャリアを積んできた証しだ。カーティスも、「私は現在の地位を手に入れるまでに、バカみたいに粘り強く頑張ってきた」と語る。

カーティスは、ベテラン俳優としてさまざまな役柄を演じてきたし、アカデミー賞を受賞したこともある。だから最近は、与えられたキャラクターを直感的に演じることも増えてきたという。

「ところが、ジムにその直感を伝えると、『そんなのダメだ。さあ、君の演技を見せてくれ』と言われてしまう」と、カーティスは笑う。

「それでレスリングの取っ組み合いのような作業が始まる。ただし、クリエーティブで、コラボレーションを大切にする、美しいレスリングね。とにかく彼は、『ああ、いいね』なんて適当な反応はしない」

映画業界は「データ」の時代になったが...