同製品では、大豆由来のたんぱく質に植物性ビオチンを含む「シロゴチョウ葉エキス」を配合することで、環境負荷の少ない栄養摂取方法を提案している。

リニューアルを担当したプロダクトマーケティング室長の長谷川直子氏は、「美しさは努力だけでなく、『環境』や『選択』によっても左右される」と語る。

「私自身、仕事や家庭の都合で自分の体調や栄養管理が後回しになってしまう経験があり、栄養の偏りが外見だけでなく心身のバランスに影響することを実感してきました。だからこそ、日々の生活の中で無理なく続けられ、社会にも良い循環を生む選択肢を増やしたいと思いました」

酒粕のアップサイクルと、植物性たんぱく質による選択肢の提示は、環境と健康をつなぐアプローチ。さらに、酒粕という日本の「発酵文化」が掛け合わさることで、伝統と未来をもつなげていく。

「自分の健康を大切にすることが、同時に社会貢献になる。そんな循環を形にしたいと考えています」

リニューアル発売された「ソイプロビューティ+SAKE」
リニューアル発売された「ソイプロビューティ+SAKE」

食品ロスになっていた酒粕を栄養と味で両立...プロテインにアップサイクル

「佐々木酒造の佐々木社長と協力して、この商品の特性やアップサイクルの取り組みを伝えるためのイベントやワークショップなども行っています」と、SHUJI氏は話す。製品化の後にもアップサイクルの概念を広める活動を行うなど、「つくる責任」も徹底している。

さらに、環境にも配慮してプラスチックスプーンを全商品で廃止。パッケージを簡略化するなど、健康的な生活への寄与にとどまらず、地球への環境配慮を考えた製品づくりを推進している。

ハリウッドは「ソイプロビューティSAKE」の商品化以前から、サンゴに優しい日焼け止めの開発など、環境保全活動に長年取り組んできた企業だ。その根底には、創業者夫妻から続く社会貢献への意識がある。

「『社員一人一人が何を成したら社会の役に立つかを考え行動する』をモットーに、SDGsに関しては部署に関わらず会社の課題として全体で取り組んでいます」と、SHUJI氏。

2026年1月25日の一般販売に先がけて、「ソイプロビューティ+SAKE」はオーガニックコスメのセレクトショップ「コスメキッチン」やナチュラルローソンなどで先行販売されている。

またハリウッドでは2026年初夏にかけて、新たなアップサイクル原料を使った新商品の発売を予定しているという。

創業者の目指した社会貢献への意識が社員一人ひとりに浸透し、それが自社製品の強みを活かしながら環境問題の解決にも貢献する商品開発に繋がっていることがうかがえる。まさに好循環を生み出す、社会的企業の見本となる事例ではないだろうか。

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