従来、米海軍の艦載機は東京近郊の厚木基地で離着陸訓練を行っていたが、騒音問題を受けて1990年代に硫黄島へ移転。さらに、米海兵隊の機体は厚木から山口県の岩国へ移動し、訓練地までの距離が拡大したことで、米政府はよりアクセスしやすい新基地の整備を日本側に要請し、最終的に馬毛島が選ばれた。
中国の軍事専門家・宋忠平は環球時報に対し、この基地がパイロット訓練施設にとどまらず、「日本の軍備拡張の一環」となる可能性を指摘。馬毛島が琉球諸島に近接する地理的優位性にも言及した。
先月、小泉進次郎防衛相は、台湾から東に約100キロの距離にある与那国島に対空ミサイルを配備する方針を明らかにした。これに対し中国政府は、「極めて危険な動き」として非難し、軍事的緊張をさらに高めると警告している。小泉はこの配備が「国家安全保障上、不可欠だ」と述べている。
こうした動きは、11月7日に高市首相が台湾海峡での危機に際し、日本の自衛隊が米軍を支援する可能性に言及したことをきっかけに、日中関係が一層緊迫化する中で浮上している。
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