しかし、歴史上、石油と天然ガスの採掘がグローバルサウスの多くの人々を貧困から脱出させたというデータはほとんどない。収益のほとんどは、地元の人たちではなく、豊かな国々に渡っている。

それに、気候変動による異常気象(暴風雨や干ばつ)が増加していることで最も打撃を被っているのが熱帯地域の貧しい人々だということも忘れてはならない。

ゲイツが誠実であることは疑いようがないが、どこか思い違いをしているようにも見える。

確かに、世界は貧困を解消し、マラリアなどの病気と闘うためにもっと努力すべきだ。しかし、気候変動問題に関して、実現する保証がないテクノロジーの進歩を当てにしていても、問題は解決しない。

マラリアなどの災厄は、温暖化が進めばいっそう深刻化する可能性が高い。そして、貧しい人々が暮らす地域の環境が悪化すれば、その人たちは移住せざるを得ないだろう。

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