バブル懸念払拭には不十分か

しかし一部のアナリストは、今回の決算はAIバブル懸念を完全に払拭するには十分ではない可能性があると指摘する。

スタイフェルのアナリスト、ルーベン・ロイ氏は「AIインフラ支出の伸びが持続可能ではないという懸念は今後も衰えることはないだろう」と語った。

エヌビディアのビジネスは第3・四半期に集中化がさらに進み、4社の顧客が売上高の61%を占めた。この割合は第2・四半期は56%だった。

またAI企業への投資を拡大しており、最重要顧客などへの投資は数十億ドルに上るなど、AI経済の資金循環にも懸念が高まっている。

自社製半導体をクラウド顧客からレンタルバックする戦略への投資も急増させており、契約総額は260億ドルと、前四半期の126億ドルの2倍以上に達した。

サミット・インサイツのアナリスト、キンガイ・チャン氏は、「業績と見通しはコンセンサス予想を上回ったが、投資家は、顧客の設備投資増加の持続可能性やAI分野における循環型資金調達について、引き続き懸念するだろう」と述べた。

成長の阻害要因