<麻薬ネットワーク撲滅を目指し、カリブ海で軍事作戦を展開するトランプ政権。これに反発するベネズエラが頼ったのは──>
中南米からの麻薬密輸の撲滅を掲げる米トランプ政権がカリブ海でベネズエラ船などを狙った軍事作戦を拡大するなか、ベネズエラとロシアが急接近している。
ベネズエラのチャベス前政権時代から長年、外交・経済・軍事など広範な関係を築いてきた両国は、今年5月に戦略的パートナーシップを締結。共に批准手続きが完了しており、ロシアのラブロフ外相は11月11日、「枠組みに沿って全面的に行動する用意がある」と述べた。
7月にはAK47自動小銃/カラシニコフ向け弾薬の製造工場がベネズエラ国内に建設された。アメリカの制裁対象であるロシアの貨物機が10月末にベネズエラに着陸したとの飛行記録もある。ラブロフはベネズエラから軍事支援の要請を受けたことはないとしている。しかしあるロシア高官は、ウクライナ攻撃で注目された新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を供与する可能性に言及している。