データストリームによれば、21倍となっているS&P500のPERは過去の平均を大きく上回っているものの、1999年と2000年の約25倍を下回っている。

キャピタル・エコノミクスは「われわれの基本シナリオは市場全体のバリュエーションが2000年のような水準に達するまで、このテックバブルは崩壊しないというものだ」としている。

 

ドットコムバブル時代の投資家はいくつかの指標では今よりも熱狂状態にあった。米個人投資家協会(AAII)の調査によると、高値圏では不安視されることが多い強気心理の割合は00年1月には75%に達していた。最近は44.5%で、過去の平均は37.5%だ。

AIバブルは既定路線ではないが、多くの投資家は米国の成長が堅調に推移し、ハイテク株が高値を更新し続ければ、可能性が高まると警戒している。

ジョーンズトレーディングの市場担当チーフストラテジスト、マイク・オルーク氏は「多くの類似点がある。バブルが発生する時、その背景には何らかの本物のポジティブでファンダメンタルな展開があり、それが代価をどれだけ払っても買いに向かわせる熱狂を生み出す」と語った。



[ロイター]
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