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捕虜交換で解放された後に愛娘と COURTESY OF OLEKSANDR DIDUR

私は冷静さを保とうと努めていたが、あまりにも希望のない状況に打ちのめされ、家にはもう帰れないのではないかと思う瞬間もあった。

だが仲間たちとの揺るぎない支え合いと、最後には必ず勝つという強固な信念のおかげで、絶望に屈することなく生き延びることができた。

この時点で、私の肉体はまだ深刻な状態にあった。ほとんど何も見えず、手も全く動かなかった。この状態なら、自分は真っ先に捕虜交換の対象になるだろうと信じていた。ところが、私は何カ月も収容されたままだった。

痛みは消え去らない

ロシア軍が私をこれほど長い間拘束した理由は、全く分からない。おそらく単に私を長期間苦しめて、普通の充実した生活に戻れないようにしたかったのだろう。

私が捕虜交換の対象になり、家に帰ることができたのは今年7月6日のことだ。

【動画】14カ月の拘束から解放された直後のオレクサンドル・ディデュール を見る

解放感と圧倒的な幸福感に包まれ、全てが終わったのだと実感した。自由になって最初にしたのは、家族に連絡することだった。

日々の暮らしにはすぐに慣れた。あんなに長く家を離れていたのが嘘のようだ。

プログラムを一刻も早く立ち上げてほしい
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