3週間の滞在で、ヒマラヤの壮大な山並みを拝む機会は一度もなかった。その代わり別のインドを見た。今や世界第3位の経済大国にならんとし、月面着陸に成功した4番目の国となったことを誇り、国際舞台で自信たっぷりの姿勢で重要な役割を果たそうとし、グローバルサウスに影響力を持ちつつ西側陣営に接近して中国を牽制し、植民地時代と社会主義時代の硬直した官僚制の残渣を、そして西洋に対する歴史的な敵意を捨て去ろうと努めるインドの姿だ。
BJPはインドを、1000年にわたる外国資本と3世代にわたる社会主義的同族支配の悪しき遺産から解き放ちたいらしい。その過程で非ヒンドゥー系住民を疎外し、多数派による不寛容な支配と独裁政治に陥るようでは困るが。
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます