非政府組織(NGO)「クラスター弾連合」は5日、クラスター爆弾による死傷者が昨年8倍に増加し、1000人を超えたとの報告書をまとめた。
クラスター爆弾の大半はウクライナ戦争で特にロシアが使用しているという。
クラスター爆弾は空中でさく裂し、広い範囲に多数の小型爆弾を飛散させる兵器で、100カ国以上で使用が禁止されている。爆発による怪我や火傷で一生治療が必要になるケースもある。
昨年の被害者は1172人で、うち353人が死亡した。14年前に年次報告書の作成を開始以来、最悪の水準という。
被害者はほぼ全て民間人で、4分の3が子供。不発弾で遊んでいて被害に遭うケースが多いという。
報告書によると、ウクライナではロシアが「繰り返し」クラスター爆弾を使用。ウクライナもクラスター爆弾を使用しているが「頻度は相対的に少ない」という。内訳は明らかにしていない。
報告書は昨年の被害状況をまとめたもの。米国は今年7月からウクライナにクラスター爆弾を供与している。
報告書によると、昨年はミャンマーでも初めてクラスター爆弾の使用が確認された。アゼルバイジャン、イラク、ラオス、レバノン、シリア、イエメンでも使用されている。
[ロイター]

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