<強制労働への批判から、新疆ウイグル自治区で生産された綿製品の輸入規制がアメリカにはあるが、「シーイン」は今も米市場への輸出を続けている>

中国・新疆ウイグル自治区での強制労働に批判が高まるなか、アメリカでは6月、同自治区で生産された綿製品の輸入を禁じる法律が施行された。

だがこの法律には抜け穴が存在し、中国発のネット通販「シーイン」は今も「新疆綿」を使った製品の米市場への輸出を続けている。

シーインはおしゃれなファッションアイテムを激安価格で提供して急成長中のブランドで、今月半ばには世界初の常設店が東京にオープンした。

ブルームバーグの依頼を受けたドイツの研究機関が同社製品を分析したところ、新疆綿と一致したという。

だが現状の規制ではシーイン製品の米市場への流入を阻止するのは難しい。

小売り各社は新疆綿を使用していないことを米当局に証明する必要があるが、800ドル未満の衣料品は対象に含まれない。シーインは消費者に製品を個別に配送するため、この基準を下回るケースが大半で、規制の網をかいくぐれるのだ。

From Foreign Policy Magazine

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