イスラエルで1日行われた総選挙は、最大野党リクードを中心とする右派連合が過半数をかろうじて確保し、同党を率いるネタニヤフ氏(73)が首相に返り咲く見通しだ。

地元テレビの出口調査では、右派連合は定数120の国会で61─62議席を確保する見込み。極右政党の躍進が右派連合の議席拡大に貢献したとみられる。

選挙管理内閣の首相を務めていたラピド氏の陣営は54─55議席を獲得する勢い。最終的な結果は週内に確定する。

4年足らずで5回目となる選挙に多くの有権者は憤慨していたが、今回の投票率は1999年以来の高水準だったという。

選挙戦で注目された極右政治家イタマル・ベングビール氏が率いる宗教シオニズム党は票を伸ばし、第3党になる勢いだ。

首相在位期間が歴代最長となったネタニヤフ氏は2019年に収賄、詐欺、背任の罪で起訴。以来、法廷闘争がイスラエル政治の停滞を助長してきた。

ネタニヤフ氏は、ベングビール氏など極右勢力からの支持を頼りにしてきた。ただ、イスラエルと米国がテロリスト監視リストに載せている「カハ(Kach)」の元メンバーで、人種差別の扇動で有罪判決を受けたこともあるベングビール氏が新政権に加わるシナリオは、米国などの同盟国を警戒させかねない。

[ロイター]
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