アメリカは通常、外国の選挙について、その民主的プロセスを重視するが、選挙結果に意見することはあまりない。

だが、イラクは「通常」が当てはまる国ではない。隣国イランがPMFの民兵10万人以上を使って圧力をかけるなか、主権の維持に苦労する世界第5位の産油国だ。

そしてこの国と地域におけるアメリカの国益を守るために、2001年以降、7000人以上のアメリカ人が命を落とした国だ。

昨年の選挙で、せっかくイラクの人々がイランの干渉を拒絶する民意を示したのに、それを反映する政権の誕生をアメリカが十分サポートしなかったために、今、イラクの政治には大きな空白が生まれている。そしてそれをイランが埋めようとしている。

米政府は今、イランとの核合意再建を熱心に進めているが、イランのイラク政治への干渉を阻止することも、アメリカと中東のパートナー諸国にとって緊急に必要だ。

不可解なことに、アメリカが過去30年間に2回も戦火を交えたイラクは、もはやアメリカにとって重要な存在ではなくなってしまったらしい。だが、イランにとっては違うことを忘れてはならない。

From Foreign Policy Magazine

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