先月30日に死去したゴルバチョフ元ソ連大統領の葬儀・告別式が3日、モスクワの労働組合会館「円柱の間」で営まれ、集まった多数の市民が最後の別れを告げた。

労働組合会館は、ロシア革命の指導者・レーニンやソ連の独裁者、スターリンなど歴代指導者の葬儀が行われたことで知られている。3日の式には儀仗兵も派遣されたが、2007年に死去したエリツィン初代ロシア大統領とは異なり、国葬の形は取らなかった。

プーチン大統領は1日にゴルバチョフ氏の遺体に献花し、公務を理由に告別式には参列しなかった。

ロシアのメドベージェフ前大統領のほか、ハンガリーのオルバン首相は参列した。他の西側諸国の指導者はウクライナ侵攻を受けロシアに制裁を科す中、欠席した。

ゴルバチョフ氏は西側では「ゴルビー」の愛称で親しまれ、冷戦終結に貢献したとして1990年にノーベル平和賞を受賞。告別式では同じくノーベル平和賞受賞者であるロシア独立紙「ノーバヤ・ガゼータ」のドミトリー・ムラトフ編集長が遺影を持って参列者を率い、幅広い年齢の市民が献花した。

式の後、遺体はモスクワのノボデビチ墓地で、1999年に死去した妻ライサさんの隣に埋葬された。

[ロイター]
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