ロシア国営ガスプロムは2日、サンクトペテルブルク近郊のポルトバヤ圧縮機ステーションで主要ガスタービンの油漏れが見つかったとし、問題が解消されるまで「ノルドストリーム1」を介する欧州へのガス供給は再開されないと発表した。

供給再開の時期は明示しなかった。

ガスプロムは対話アプリ「テレグラム」を通して発表した声明で、油漏れ検出の報告書に「シーメンスの代表も署名している」とし、シーメンスが修理は「専門の工場」でしか行えないと伝えてきたとした。

シーメンスは今のところコメントを発表していない。

欧州委員会のフォンデアライエン委員長はガスプロムの発表に先立ち、ロシアのプーチン大統領によるEUエネルギー市場の操作を阻止するために、欧州はロシアからパイプラインを通して供給を受ける天然ガスに価格上限を設定する必要があるとの考えを表明。これに対しメドベージェフ・ロシア前大統領は、EUが価格上限を設定すれば、ロシアは欧州向けの供給を停止すると表明していた。

ガスプロムは点検のため、8月31日からノルドストリーム1によるガス供給を停止。3日には供給が再開されると見通しだった。

[ロイター]
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