垂直統合型の製造は、リマックの成功の鍵のひとつに過ぎない。リマックCEOは、収益源の多様化が利益目標の達成に役立っていると語る。

「わが社は創業後すぐに収益を確保した」と、CEOは言う。「事業開始からほぼずっと収益を上げている。この業界ではほんとうにたくさんの企業が、とても長い間、収益を出すことができずにいた。この業界は、発表されるだけで実現しないことも多かったため、少し消耗してしまったと思う」

同社の持続的な成長は、他の多くのスタートアップが目指す道筋でもある。ミューレン・オートモーティブ社もその一つ。同社は現在、クロスオーバー車においてフル充電で航続距離600マイル(965キロ)以上を実現する固体電池をテスト中だ。そしてこの技術をベースに、ミューレンは独自のクロスオーバーの開発を計画している。

これだけの成功を収めながら、リマックCEOは「誇大広告や期待を持たせたくない」と、将来の計画を明かさない。そしてブガッティとポルシェ、リマックの3社合同プロジェクトの成立が発表されたときにどれほど驚きを与えたかを指摘した。だが同時に、ヒントとして、リマックのグループが、何かに向けて準備中であることもほのめかした。

「わが社はブガッティを買収しようとしていることを発表しなかった」と、リマックは言った。「発表したのは、3年かけて取り組んだ交渉がすべて完了した後だった。今も大手自動車会社のためにバッテリーを作るよりも、もっと面白くてエキサイティングなことに取り組んでいるのだが、それについて語るのは、また別の機会になるだろう。だから、言いたいのは、私たちについてきてほしいということだ。これから数年間は面白いものになる。今、外から見るだけでは想像もつかないものが、たくさん登場することになるだろう」

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