文革で粛清され迫害を受けた習近平の父

今回流出した文書は膨大であり、今後もさまざまな分析がなされるだろう。その作業はまだ始まったばかりだ。

だが少なくとも、過激派と見なされた人々だけでなく、一般のウイグル人に対しても、中国当局が幅広い人権侵害を働いてきた証拠が示された。また、その現場を最もよく知る人物が、一連の措置の発案者を名指しで明らかにしていることも分かった。

習の父親は中国建国時の共産党幹部だったが、文化大革命のとき粛清され、刑務所に入れられ、長い間迫害を受けた。習自身も「再教育」のために北京から農村に送られ、劣悪な環境で厳しい生活を送ることを余儀なくされた。

だがその経験は、習が権力のトップに立ったとき、歴史的に疎外されてきた少数民族の待遇を改善する方向には働かなかった。正反対だ。

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