白人至上主義、国家社会主義、ネオナチの要素を多く含むものの、活動の目的は政治的・革命的なものというよりは、悪名を高めるための混乱と混沌にある。

MKY指導部は毎月、犯罪活動の種類と記録の質に基づき「殺人ポイント」を割り当てる。必要なスコアを達成できなかったメンバーは活動停止や除名などの処罰の対象となる。MKYに関する虚偽情報の漏洩や拡散を行った者には死刑が科される。

・TCC(True Crime Community)

2024年から2025年にかけて、アメリカで7件以上の学校銃乱射事件および未遂事件9件が、TCCに関係した個人によって実行された。11名の犠牲者(犯人を除く)と45名の負傷者が出ており、この期間におけるTCC関連学校銃乱射事件の死傷者数は、イデオロギー的動機を持つ過激派など、すべての犯罪を含めた中でも顕著に多い。

TCCは近年、最も多くの暴力を生み出した虚無主義的暴力のサブカルチャーとされている。特に東南アジアではTCCの脅威が高まっており、平均的な加害者の年齢は13歳から17歳とかなり若い。

実行した者は、凶悪な犯罪者という「名声」を求めていることが多く、事件のメディア報道によって他のTCCメンバーは盛り上がり、さらに次の犯行を生む可能性がある。

TCCメンバーは、WEB、Tumblr、Reddit、Xなど多くのネット空間に存在しており、過去の銃乱射犯や大量殺戮犯を崇拝・美化している。

メンバーはこうした殺人犯の熱狂的なファンであり、殺人犯と同じ服装をし、学校のノートに名前を書き、部屋やロッカーに写真を貼っている。中には、自らを「ハイブリストフィリア」(暴力犯罪者に性的魅力を感じる者)と称してはばからない者もいる。

TCCのメンバーは、殺人の実行にあたって計画書やマニュアルといった記録を残すことが多い。2025年1月にナッシュビルの高校で同級生を殺害したソロモン・ヘンダーソンは、その計画を詳細に書き残していた。崇拝する殺人犯と同じポーズで撮った写真もあった。

犯人は15歳の少女