米中露の安全保障上の緊張は北極圏にも広がる
中国は自国の経済力、近年は軍事力も用いて他国に圧力をかけ、ロシアのウクライナ戦争を支援する。中露は西側、とりわけ米国の世界的影響力を低下させようとする国家群の中心だ。米国は経済力と技術力を権力手段として用いており、同盟国やパートナー国も例外ではなくなった。
「今後数年、米中関係がどのように展開するかには不確実性があるが、両国は長期的に戦略的競争相手であり続ける」と報告書は分析する。北極圏における大国間の競争はますます激しくなっており、米中露の安全保障上の緊張は北極圏にも広がる。
「北極圏はもはやロシアが22 年にウクライナに全面侵攻する前のような低緊張地域ではない。ロシアと西側の対立が深まるほど北極の戦略的重要性は増大する。米国が北極圏への安全保障上の関与を強めていることがその傾向を加速させている」と警戒を強めている。
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