事態をまるで認識できていなかった民主党
左派のバーニー・サンダース上院議員は、米民主党の敗北について「(民主党の岩盤支持層であったはずの)労働者階級を見捨てた同党が、労働者階級から見捨てられても驚かない」と選挙結果を総括した。だが、民主党内からはこの見解に対し多数の批判が寄せられ、同党がまるで事態を認識できていない実情が露呈した。
おそらくだが、中道に所属する多くの国会議員も今回の敗北の原因について理解できていない可能性が高い。
喫緊の課題である日本の財政問題については、非現実的な公約を掲げた最大野党が敗北したことで、高市積極財政が事実上、信認された状況にある。圧倒的な議席数を背景に、高市氏は今後、本格的な財政出動を実施する可能性が高く、政治的に歯止めをかける手段はもはや残されていない。長期金利上昇とインフレのシナリオが濃厚である。
【関連記事】 アメリカから見ると自民党はめっちゃリベラルです 消費税の減税に踏み切ったドイツ──日本が学ぶべきこととは
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます