英王室は9日、エリザベス女王の夫フィリップ殿下がウィンザー城で死去したと発表した。99歳だった。

王室は「殿下は今朝、ウィンザー城で安らかに亡くなった。世界の人々とともに王室は喪に服す」との声明を公表。葬儀はロンドン郊外にあるウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で執り行うとした。新型コロナウイルス感染を考慮し、国葬とはせず、遺体の公開安置も見送る。

英国史上最長の在位69年となるエリザベス女王を支えてきた。ギリシャ王子だった1947年に結婚、第2次大戦後の王室の現代化に向けて重要な役割を果たした。

エリザベス女王は1997年の結婚50周年にあたり殿下について「これまで私に力を与えてくれた」と異例の個人的言及を行った。

殿下は今年初めに4週間入院、3月初めにウィンザー城に戻っていた。

現在94歳の女王は1952年に即位した。殿下との間にはチャールズ皇太子をはじめ子どもは4人。

英国のジョンソン首相は、フィリップ殿下が王室のかじ取りに貢献したことで、王室は「国民生活のバランスや幸福に欠かせない存在であり続けた」と評価。バイデン米大統領は、フィリップ殿下が「第二次世界大戦中の従軍から73年に及ぶ女王との結婚生活、さらには全生涯を通じて英国民や国家、家族のために喜んで身を捧げた」と述べた。

[ロイター]
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