レバノン軍はさらに、「イスラエルに所属する2機の戦闘機」が、南部国境付近から北部にかけて領空全域を侵犯したと主張した。

この件についてレバノン軍は、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に通報し、現在、確認が行われていることを明らかにした。

イスラエルとレバノンの国境をめぐっては過去数十年にわたって戦争や軍事衝突が繰り返されてきた。最近では昨年9月に、イランの支援を受けるイスラム教シーア派武装組織ヒズボラとイスラエル軍の間でミサイル攻撃の応酬が起きている。

米政府はヒズボラと繋がる元閣僚2人を制裁

ヒズボラは豊富な武器を持ち、隣接するシリアまで活動を拡大している。そのシリアでは、イスラエル軍がイランとの関連が疑われる拠点に空爆を繰り返している。ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ議長は、今年7月にシリアの首都ダマスカス近郊でイスラエル軍が行った空爆によってヒズボラ戦闘員が死亡したことへの復讐を宣言している。

この空爆の後、イスラエルは2回に渡って、ヒズボラがイスラエルとレバノンの国境として国連が設定した「ブルーライン」を越えて侵入していると非難した。

米政府は8日、レバノンのユスフ・フィニアノス元公共事業・運輸相とアリ・ハッサン・ハリル元財務相の2人に対して、ヒズボラを支援しているとして米国内の資産凍結などの制裁を科すことを発表した。米政府は、ヒズボラをテロ組織として指定している。

ヒズボラはレバノン政府に強い影響力を持っており、このため米政府はレバノンへの長期的な支援に消極的になっている。

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