Jiaxing Li

[香港 27日 ロイター] - 中国株式市場は序盤の上昇から下落に転じ、14カ月ぶりの安値で引けた。域内の投資家心理改善を受けて一時上昇していたハイテク株に再び売りが出た。

上海総合指数は1.3%安の3648.30と、2025年8月以来の安値で終了。CSI300指数も1.3%下落した。

深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数は3.4%安。上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数は4.8%急落し、3月以来の安値を付けた。両指数は一時1.2%、0.8%上昇していた。

27日のアジア株は上昇。人工知能(AI)関連投資の試金石となるハイテク企業の決算発表や、当面の金利動向を左右する中央銀行会合を控える中、AI企業アンソロピックによる待望の新規株式公開(IPO)申請がリスク選好を強めた。

ただ、中国のAI関連株には売りが続き、CSI半導体指数は5.8%下落して6カ月ぶりの安値を更新。CSI人工知能指数も4%近く下落した。

ディフェンシブ銘柄で構成するCSI銀行株指数は1.3%上昇した。

香港市場では、ハンセン指数が0.7%安、ハンセンテック指数が1.5%安となった。

国金証券のアナリストはリポートで「最近の売りを受けた後、市場は短期的な反発を見せる可能性があるが、一部の過密なポジションがまだ完全に解消されていないため、中期的により持続的な回復にはさらなるデレバレッジが必要となるだろう」と述べた。

中国人民銀行(中央銀行)は26日、大規模な解約に直面するノンバンク金融機関に緊急流動性を供給するため、スワップ制度の創設を発表した。

華金証券のアナリストはリポートで「ノンバンク金融機関の大規模解約に対応する制度の創設は、短期的な流動性を潤沢に保つことにつながる可能性がある」と指摘した。

9月の中国工業部門企業利益は伸びが加速したが、業種間の格差は引き続き顕著だった。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。