[ロンドン 26日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスのレポートによると、トレンド追随型ヘッジファンドの先週の運用成績は、週間ベースでは約2年ぶりの大きな下落率を記録した。人工知能(AI)への巨額投資がどのような成果をもたらすかを巡る懸念が、株価や債券市場を揺さぶったことが要因。

ハイテク株が主力のナスダック100指数は先週、前週比で5.5%下落。この下落率は、トランプ米大統領が「解放の日」と位置付けて「相互関税」を発表したことで市場に激震が走った2025年4月以来、約1年半ぶりの大きさとなった。

レポートの概要は下記の通り。

・市場のトレンドに乗ってアルゴリズムで取引するシステマティック型ロング・ショート・ヘッジファンドの先週の運用成績は2%下げ、週間の下落率として24年以来の大きさとなった。一方、ファンダメンタルズ型ロング・ショート戦略はさらに1.1%下落した。

・ファンダメンタルズ型ロング・ショート戦略は今月に入ってから3.8%下落しているものの、年初来では8.8%上昇している。一方、システマティック戦略は今月に入ってから1.1%下落しているが、年初来では18.7%上がっている。

・個別銘柄全体ではポジション整理(デグロス)の規模が7月下旬以来の大きさとなった一方、米株式は3週連続の売り越しとなった。米株式は直近5週間のうち4週間が売り越しとなった。

・ゴールドマンは、同社のプライムブローカレッジ部門が過去2週間にハイテク株を200億ドル相当売却したことを明らかにした。これは230億ドル相当を売却した7月のポジション解消に迫る水準となった。

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