Miho Uranaka

[東京 27日 ロイター] - 米AI(人工知能)開発のアンソロピックは26日、米国での新規株式公開(IPO)に向けた申請書類(S-1)を公開した。幹事証券団には、みずほフィナンシャルグループと三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の証券会社が並んだ。アンソロピックは、日本での資金調達を実施する方向だ。

みずほは英半導体設計大手アームや宇宙開発企業スペースX 、PayPayの米国上場でも幹事を務めた実績がある。現在IPOの準備を進めているSBエナジーでは、みずほに加えてMUFGも幹事に名を連ねている。

アンソロピックは、日本を含む米国外でも公募を行う方針で、今後、日本での公募に向けて関東財務局に届出書を提出する見通し。主幹事はゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが務める。

ロイターは、アンソロピックが最近の投資家向けイベントで財務情報の一部を開示した後、既存株主や出資を検討する投資家の一部が同社の‌評価額を約1兆5000億⁠ドルと見積もっていると報じていた。

S-1書類によると、巨額の赤字と急速な売上高の伸びが明らかになった。アンソロピックの2026年上期の純損失は807億ドルと大幅に拡大した。主に、転換社債の公正価値が上昇したことが響いた。同期の売上高は約163億ドルだった。6月30日までの3カ月間の売上高は、前年同期比1368%増と急増した。開発に多額の費用がかかる中でも、世界経済を変革し得るAIシステムの構築を目指す姿勢を示した。

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