Fumiya Mizuno

[東京 27日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比1.92%(1191円64銭)高の6万3381円29銭となった。米ハイテク株上昇の流れを受けて、AI(人工知能)・半導体関連株が幅広く物色されて戻り歩調を鮮明にし、前営業日比で一時2.4%(1495円04銭)高の6万3684円69銭まで上昇。ただ、日米欧で金融政策決定会合を控えるうえ、ここから始まる米ハイパースケーラーや国内主要企業の決算を見極めたいとされ、中盤からは伸び悩んだ。

・米アンソロピックの新規株式公開(IPO)申請を受け、米国でハイテク株が上昇した流れが東京市場にも波及。

・AI・半導体関連株が全体の上昇を先導。KOSPIの上昇も追い風となる。

・米ハイパースケーラー、国内AI関連企業の決算を見極めたいとのムードがあり、後場は伸び悩む可能性も。

・TOPIXは0.58%高の3996.17ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆4021億0400万円。

・東証33業種では、値上がりは電気機器、非鉄金属など13業種、値下がりは不動産業、医薬品、陸運業など20業種。

・個別では、アドバンテスト、キオクシアホールディングス、東京エレクトロンなどが上昇。半面、リクルートホールディングス、第一三共などがさえない。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが702銘柄(45%)、値下がりは802銘柄(51%)、変わらずは47銘柄(3%)。

<野村証券 ストラテジスト 秋山渉氏>

「AI・半導体関連の好材料によって市場の雰囲気は落ち着きを取り戻した。原油価格がやや低下したことも好材料になる」

「日経平均の寄与度上位はAI・半導体株が占め、一極集中とまでは言わないものの、これらが上昇をリードしているのは確かだ」

「日米欧はいずれも利上げ見送りで織り込んでおり、目先的に相場の方向性を決めるのは米ハイパースケーラーの決算となりそうだ」

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