Laila Bassam Maya Gebeily
[ベイルート 26日 ロイター] - レバノンの武装組織ヒズボラがイランから数千万ドルの資金供与を受け、イスラエルとの戦闘再開に備えて再武装を進めていると、レバノンの治安関係筋などが明らかにした。
それによると、ヒズボラは6月以降に戦闘が小康状態に入ったことを利用し、爆発物の調達やイスラエル軍陣地への攻撃用無人機(ドローン)の製造に注力しているという。
ヒズボラは2024年以降の2度の戦争で戦闘員数千人と多数の指導者を失い、保有兵器の多くが破壊された。イスラエル軍は南部の村々を占領し、レバノン国内では武装解除を求める政治的圧力が強まっている。
関係筋によると、ヒズボラは主要な戦闘で機能不全に陥った指揮統制体制の再建も進めているが、備蓄や戦闘部隊の整備はなお不十分だという。ヒズボラの広報部門は指揮統制体制の機能不全を否定し、占領への抵抗は正当な権利だと主張した。
米国とイランの暫定合意が崩壊した後も、レバノンでは全面的な戦闘は再開していないが、イスラエルは南部への攻撃を継続している。ヒズボラは米国とイランの対立激化による戦闘再燃を警戒する一方、新たな戦闘に関与するかは明言していない。
米国務省は、制裁などを通じてヒズボラによる資金調達への締め付けを続けると表明した。