[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアのウシャコフ大統領補佐官は25日の国営テレビのインタビューで、ウクライナ和平合意に向けた協議には欧州を含めるべきだとの考えを示した。欧州の立場が和平実現の鍵を握る可能性があるためだとしている。
ウシャコフ氏は米国がウクライナに和平合意受け入れを迫ることができていないと指摘。2025年に米アラスカ州アンカレッジで行われたトランプ米大統領とプーチン大統領の会談に言及して「アンカレッジ会談後は、米政権が何らかの要求を突き付け、ウクライナに従わせることができるようにも見えた。しかし、これまでのところ実現していない」と述べた。
さらにその理由について「ウクライナと話をするだけでは十分ではなく、ウクライナを全面的に支援している欧州全体と対話する必要があるためだ」と語った。
欧州連合(EU)は当初、戦争終結に向けた仲介をトランプ氏に委ねていたが、その後はロシアへの慎重な働きかけを行っている。英国、ドイツ、フランスの首脳も、停戦実現に向けてウクライナのゼレンスキー大統領とプーチン氏による協議案を支持し、欧州も役割を果たす考えだ。
ウシャコフ氏はまた、ロシアが11月4日の「国民統一の日」以降、ウクライナと米国を交えた3者による和平協議を再開する用意があると表明した。
ゼレンスキー氏は23日にウクライナ、ロシア、米国の和平交渉担当者が11月前半にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで実務者協議を行うことで合意したと明らかにし、その後に首脳会談が実現することに期待を表していた。
ウシャコフ氏はプーチン氏、中国の習近平国家主席、トランプ氏による会談の可能性についても準備が既に始まっていると説明した。会談は11月18-19日に中国で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて行われる予定だという。