Curtis Williams
[ヒューストン(米テキサス州) 4日 ロイター] - 米アラスカ州の液化天然ガス(LNG)開発計画「アラスカLNG」の開発元グレンファーンは4日、アジア向け輸送距離の短さを強みに、米メキシコ湾岸の競合事業に対抗できるとの見方を示した。
同社によると、プロジェクトが実現すれば、ノーススロープからのアジア向け輸送費はメキシコ湾岸からの輸送より少なくとも65%安くなるという。
トランプ米大統領が支持する同プロジェクトは、アラスカ州最北部ノーススロープのガスを約1300キロのパイプラインで南部のLNG輸出施設に運ぶ計画。推定事業費は445億─545億ドルに上り、年間生産能力100万トン(MTPA)当たり約22億─27億ドルと、先に承認されたメキシコ湾岸事業を大幅に上回る。
グレンファーンは、事業費にはパイプラインやガス処理施設の費用も含まれ、これらを除けばMTPA当たりの輸送コストは約14億ドルにとどまると反論。競争力は初期投資ではなく、輸送費を含む引き渡しコストで評価すべきだとしている。
年間1300万トンの販売先にめどを付けたが、資金調達には1600万トンの確保が必要という。トランプ氏は2日、2000億ドル規模の対米投資の一環として韓国が資金調達に協力すると述べたが、韓国政府は関与するかどうかは未定だという認識を示した。