[パリ 3日 ロイター] - パリ警視庁のパトリス・フォール警視総監は3日、フランス全土に広がっている学生の抗議運動について、今や「制御不能」の状態にあると述べ、デモ参加者に平和的な行動に戻るよう促すとともに、暴力や破壊行為に対しては当局が断固とした対応を取ると警告した。
2日には教育環境への不満を訴える高校生らと機動隊が衝突し、労働組合は教師にストライキ実施を呼びかけた。
9月28日以降の逮捕者は約5000人に達し、大半が10代の若者だという。
国家警察の広報担当者は3日、RTLラジオに対し、デモに関連して600人以上の警察官が負傷したと語った。
教員や一般市民がデモ隊の襲撃を受ける中、物的損害は数千万ユーロ規模に上ると推定されている。
フォール警視総監は3日、Xに公開書簡を掲載し、この運動の発起人はもはやそれを制御できていないと指摘し、学生たちに対し、学校の封鎖や騒乱をやめ、平和的な抗議活動に戻るよう呼びかけた。
同氏は生徒の保護者に向けて、「プロの暴動屋」とその支持者たちの影響から子どもたちを遠ざける責任があると述べた。
学生組合は6日に全国一斉デモを呼びかけている。治安当局は、特にパリ中心部での組織的な抗議活動において、極左のアナキスト集団が運動を乗っ取る恐れがあるとして、さらなる暴力が発生することを懸念している。