[22日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のジェファーソン副議長は22日、FRBの緊急融資制度に関する近年の改善により、金融機関が同制度を利用しやすくなり、市場の流動性、金融安定、金融政策の実施を支えているとの見方を示した。

ジェファーソン氏はニューヨーク連銀で開催の米財務省証券市場に関する会議の講演原稿で「銀行に信頼できる流動性の供給源を提供することにより、割引窓口(ディスカウント・ウィンドウ)貸出制度は米国債の強制売却リスクを低減し、市場がストレスにさらされている時期にショックを吸収する役割を果たしている」と述べた。

FRBはこの貸出制度についてここ数年、複数の改良を行ってきたとし、その中には、現在ディスカウント・ウィンドウによる融資の60%を処理し、銀行が電話ではなく電子的手段で地区連銀と連絡を取ることを可能にしたセルフサービス・ポータルの導入も含まれていると説明した。その上で、銀行側からは、このシステムにより中央銀行からの借り入れがより容易、迅速かつ効率的になったとの声が上がっていると述べた。

さらに、「こうした改善は、銀行が健全な状態にある時に割引窓口の利用をためらう要因となる摩擦を軽減し、銀行システム全体への信頼を強化するのに役立つと考えている」と指摘。日中の遅い時間帯でも米国債を担保として差し入れ、その日のうちにFRBから融資を受けられる仕組みは、銀行自身にとってだけでなく、金融の安定全体を維持する上でも極めて重要だとの考えを示した。

同氏は、講演原稿で景気や金融政策の見通しには言及しなかった。

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