[北京 22日 ロイター] - 中国の王毅外相は、ドイツのワーデフール外相と電話会談を行い、中国と欧州は包括的戦略パートナーであり、貿易戦争をすべきではないと伝えた。中国政府の声明で明らかになった。

ドイツは、過剰生産能力や通貨の過小評価を背景とする対中貿易の不均衡に懸念を表明してきた欧州連合(EU)域内の主要国の一つ。

中国外務省が21日夜に発表した声明によると、王氏はワーデフール氏に対し、双方間の互恵的な協力を強化することは双方の利益に合致し、「正しい選択」だと指摘。

「中国とEUは包括的戦略パートナーであり、中国と欧州は貿易戦争をすべきではない」と述べた。

王氏はさらに、「中国は一貫して、双方が歩み寄り、対話と協議を通じて互いの懸念に対する解決策を見いだすことを提唱してきた」とした。

ドイツが理性的かつ実務的な姿勢を維持し、EU内で建設的な役割を果たして、自由貿易を擁護し、保護主義を拒否することを望むと語った。

ドイツ外務省は、両外相が、世界経済の安定は中国、ドイツ、欧州の利益になるとの認識で一致したとした。

同省はXへの投稿で、「貿易関係は公正なルールと真に対等な競争条件に基づくものでなければならない」と表明した。

中国側の声明によると、両外相はイランやウクライナ、中国が領有権を主張する台湾の問題についても協議した。

王氏は、ドイツが中独関係と台湾海峡の平和・安定を維持するために具体的な行動を取り、ハイレベル交流に必要な条件を整えることを望むと述べた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。