Stine Jacobsen Erin Banco Gram Slattery

[コペンハーゲン/ワシントン 21日 ロイター] - 米国は、デンマークおよび同国の自治領グリーンランドと22日に署名する協定に基づき、グリーンランド南部にある冷戦時代の旧軍事基地を再開するとともに、現在デンマークの犬ぞりパトロール部隊が使用している東海岸の基地に軍事拠点を設ける計画だ。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

対象となるのは、ナルサルスアークとメステルスビの2カ所。ナルサルスアークは、米国が1950年代に軍事基地「ブルーイ・ウェスト・ワン」を閉鎖して以降、人口が数十人にまで減少している。メステルスビは、デンマークの特殊部隊であるシリウス犬ぞりパトロール隊が現在使用している軍事拠点だという。

デンマーク、グリーンランド、米国は22日午前10時半(日本時間午後11時半)、ニューヨークの国連総会の場で新たな協定に署名する見通し。

協定の文面は公表されておらず、関係者によると、詳細は署名されるまで確定しない。

デンマークとグリーンランド両政府はコメント要請に直ちに応じなかった。ホワイトハウスも直ちには応じなかった。

デンマークは、この協定によって北極圏の安全保障が米国とデンマークだけに委ねられるのではなく、軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)の監視下に置かれることになると説明している。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。