Hiroko Hamada
[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に続伸し、前営業日比0.33%高(213円25銭高)の6万4136円25銭で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を大きな波乱なく通過し、安心感が広がった。一方、半導体関連株の一角がさえず、上値は重かった。日銀会合の結果公表をあすに控える中で様子見ムードも広がり、指数の明確な方向感は出にくかった。
日経平均は前営業日比1.13%高で寄り付いたものの、買いの勢いは続かず上げ幅を縮小。原油価格の下落が投資家心理を支え、プライム市場全体では値上がり銘柄数が多かった。ただ、一部のAI(人工知能)・半導体関連株が売られ、重しとなった。日経平均は後場に入ると小幅高でのもみ合いが続き、終盤には小幅安に転じる場面もあった。物色面では、ゲーム関連や医薬品株が堅調で、ディフェンシブ株が買われているとの指摘もあった。
午後には第2次高市改造内閣の閣僚人事が正式に発表されたが、特段サプライズはなく、株式相場の反応は限定的だった。
東海東京インテリジェンス・ラボのシニアアナリスト・澤田遼太郎氏は「FOMCを波乱なく通過し、ひとまず安堵している投資家は多いだろう。ただ、きょうの物色をみていると買い安心感のある銘柄が堅調で、ディフェンシブ色が強い」と指摘する。米国のAI開発ペース鈍化懸念がくすぶる中、半導体関連株は上値を抑えられやすく、日経平均は横ばい圏での推移が続くとみられている。
市場の関心は日銀会合に向かう。澤田氏は、利上げは織り込まれているとして、「特に植田和男総裁が会見で先々の利上げに対してどのような見方を示すかに注目している」と話した。
TOPIXは0.8%高の4094.19ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.8%高の2111.92ポイントだった。プライム市場の売買代金は7兆1538億1800万円だった。東証33業種では、海運、その他製品、医薬品など28業種が値上がり。鉱業、非鉄金属、証券、商品先物取引など5業種が値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.34%高の789.35ポイントと、反発した。きょうグロース市場に新規上場したSkyfallは公開価格を17.33%上回る1760円で初値を付け、1887円まで上昇。1523円で取引を終えた。
個別では、任天堂、コナミグループ、バンダイナムコホールディングスが堅調。AI関連株がさえない中、循環的な物色がみられたほか、「東京ゲームショウ2026」の開幕で思惑買いも入った。
アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアホールディングスは下落。住友金属鉱山、三井金属も軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1289銘柄(82%)、値下がりは235銘柄(15%)、変わらずは30銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 64136.25 +213.25 64643.58 63,824.56
─64,643.58
TOPIX 4094.19 +32.47 4091.26 4,078.53─
4,113.26
プライム市場指数 2111.92 +16.72 2109.83 2,103.94─
2,121.73
スタンダード市場指数 1714.12 +13.47 1707.86 1,707.86─
1,716.59
グロース市場指数 1008.35 +21.43 993.32 993.32─1,
011.63
グロース250指数 789.35 +18.05 776.56 776.55─79
2.07
東証出来高(万株) 195662 東証売買代金(億 71538.18
円)