Echo Wang
[4日] - 米人工知能(AI)企業アンソロピックは、新規株式公開(IPO)に向けたマーケティング開始が早くても10月中旬となる見込みで、上場完了は11月の米中間選挙の数日前になる見通しだ。複数の関係者が4日に明らかにした。
関係者によると、同社はこれまで、早ければ来週にもIPOの目論見書を公開するとみられていた。目論見書の公開は、IPO手続きの最終段階に入る重要なステップとなる。だが現在では、公開は9月下旬まで見込めないという。関係者は、時期を含む計画は変更される可能性があると注意を促した。
この変更により、一部の投資家が2兆ドル規模の評価額になる可能性を指摘するIPOの時期が後ずれすることになる。
企業は市況や規制当局の審査、その他の準備を進める中でIPOの日程を頻繁に調整するため、こうした変更は珍しいことではない。
関係者によると、アンソロピックはIPO手続きの一環として150億ドルのリボルビング・クレジット・ファシリティー(回転信用枠)の最終調整を進めており、その後、資金調達に関与する銀行を含むアナリストが同社と面談する見通しだ。
企業は通常、アナリストとの面談からIPO目論見書の公開までに数週間の間隔を空けるが、アナリストがすでに同社を熟知しているため、アンソロピックの場合はこの期間が短くなる見込みだという。
アンソロピックはコメントを控えた。
投資家が急成長するAI業界への投資機会を求めて公開市場に注目する中、今回のIPOは史上最も注目される案件の一つになるとみられる。
関係者によると、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、シティがアンソロピックのIPOに関与する銀行に含まれている。
各行はコメントを控えた。