Ludwig Burger
[フランクフルト 4日 ロイター] - 独電力大手RWEは4日、西部デュッセルドルフの高圧送電線や変電所付近で発射装置が発見されたと明らかにした。今週に入り、妨害工作とみられる事案が2件発生しており、警戒感が一段と高まっている。
RWEは、同社の電力部門が送電網運営会社アンプリオンおよび当局と緊密に連携し、警備体制を強化したと述べた。操業に影響は出ていないという。
ドイツでは今週に入って、電力網への破壊工作が2件発生。6日に東部ザクセン・アンハルト州で州議会選挙を控える中、重要インフラの脆弱性を巡る欧州の懸念の的となっている。
独紙ビルトは、今週発生した2件の破壊工作について、ある男が手書きの犯行声明を出し、身元も明かしているものの、この人物が実行犯かどうかは不明だと報じた。
独内務省は、選挙を目前に控えた時期にこうした「ハイブリッド攻撃」が発生しているのは「偶然ではない」と指摘した。
こうした中、ドブリント独内相は4日、今週発生した妨害工作は気候変動を巡る過激主義が背景にある可能性が高いとの見方を示唆。ノルトライン・ウェストファーレン州のロイル内相は、犯行声明を書いたとされる男の行方を当局が追っていると明らかにした。