Ann Saphir Howard Schneider
[4日 ロイター] - 4日のフェデラルファンド(FF)金利先物市場で、米連邦準備理事会(FRB)が今月にも利上げに動くとの見方が再び強まった。8月雇用統計が予想を上振れたことが背景。
短期金利先物価格は現在、FRBが9月15─16日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を引き上げる確率を約65%織り込んでいる。雇用統計発表前の約55%から上昇した。
米労働省労働統計局が4日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は16万2000人増加し、予想を大幅に上回った。
FRB当局者はここ数カ月、労働市場は堅調としつつ、賃金の伸びがインフレ圧力を高めているとは見ていないとの見方を示してきた。
今回の雇用統計は力強い内容だったものの、こうした全体的な見方を変えるものではないとみられる。このため、11日に発表される消費者物価指数(CPI)が、利上げの決め手となるか、あるいは弱い内容なら据え置き継続の論拠を後押しするかを決める鍵となる。
パンテオン・マクロエコノミクスのエコノミストは「今日の統計が示すところは、9月のFOMCが引き続き微妙なバランスにあるということだ。FOMCメンバーはインフレ統計が次の政策措置を決めると一様に示唆している」と述べた。