[ベンガルール 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた8月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は54.1で、7月の53.3から上昇したものの速報値の54.5をやや下回った。新規受注の低迷が続き、全体の水準は4年超ぶりの低さ付近にとどまった。ただ、企業の採用ペースは1年余りぶりの高い伸びとなった。
• 景況感の節目となる50を上回ったものの、長期平均をわずかに下回った。主要な需要指標である新規受注の伸びは過去4年超で2番目に鈍いペースだった。
• 新規輸出受注は7月とほぼ同水準の伸びにとどまり、海外需要の支援は限定的だった。
• 雇用面では各社の採用ペースが15カ月ぶりの高水準となり、企業に一定の自信が残っていることを示唆した。
• 企業の景況感は2カ月連続で長期平均を下回った。もっとも、企業は市場環境と需要の改善に慎重ながらも期待を寄せている。
• ロイター調査によると、インドの成長率は今会計年度に6.7%となる見通し。原油価格の高止まりとルピー安が重しとなり、市場予想を上回る堅調な伸びを示した前四半期の7.8%から減速へ。
• コスト圧力は緩やかに強まった。販売価格は3月以降で最も速いペースで上昇し、企業は運営費用の増加を転嫁した。
• サービス業と製造業を合わせた総合PMIは54.3で横ばい。製造業の伸びが5年ぶりの低水準に落ち込み、総合指数の維持にはサービス業の一段の拡大が必要だった。